もしレンタルした振袖が届かなかったら…そんなトラブル時の対処方法について、くわしく解説しています。まだ記憶に新しい「はれのひ」事件についても簡単にまとめてみました。
振袖の着付け・販売等を手掛ける会社「はれのひ」(横浜市中区)が成人の日を目前に突然営業を取りやめ、予約していた新成人に振袖が届かないなどの被害が続出した事件です。
この事件で多くの被害者が出ましたが、一方で、被害者を救済する業者もたくさんいました。
当日この騒ぎを知って急きょ対応に回った業者も多く、その迅速で温かい行動により、無事成人式に出席できたという被害者も多かったようです。
クレジットカードで決済をしている場合は、カード会社に対し「支払停止」を申し出ましょう。カード保有者は、加盟店に契約を履行してもらえない場合などには、カード会社に対する支払いを拒むことができるのです。また、もしかするとカード会社のほうから自主的に返金対応をとってくれる可能性も。どちらにしても、まずはカード会社に問い合わせをしてみましょう。
一方、現金で支払いを済ませている場合は、法的には“契約を解除したうえで代金返還請求を行う”ことになるのですが、はれのひ事件のようなケースの場合、あまり現実的とは言えません。しかし、諦めるのではなく、まずは警察や銀行に相談してみましょう。
同じくデビットカードでの決済も、決済(与信)後すぐに銀行口座から引き落とされるため返金は難しいかもしれませんが、まずはカード会社に連絡をとってみましょう。早めの行動が大切です!
決済方法によって対策の違いはありますが、いずれにしても、諦める前にカード会社や銀行、警察などに相談することが重要。また、支払った際に渡された領収書は証拠となるものなので、なくさないようにとっておいてくださいね!
ちなみに、このような悲しい事件が起きてしまったことは事実ですが、着物業界はこんな業者ばかりではありません。まじめに取り組んでいる業者がほとんどで、その証拠に今回、被害者の救済処置に奔走した業者がたくさんいました。その事実もきちんと知っておきたいですね。
そのうえで、はれのひのような業者に引っかかってしまうことのないよう、創業年数の長いお店や、展開店舗数の多いお店を選ぶことをおすすめします!